留学目的でイタリアに滞在するには、留学ビザが必要になります。
・留学ビザとは
日本国籍を所有している場合、観光目的で90日以内の滞在ならビザは必要ありません。しかし、留学の目的でイタリアに入国する場合は、必ず日本国内で留学ビザを取得しなければなりません。申請先は住民登録されている都道府県によって、東京の在日イタリア大使館領事部か大阪の総領事館になる為、前もって確認する必要があります。また、ビザの有効期限は最長1年間になります。入国後は、イタリア国内の管轄の行政機関(Questura)により、滞在許可証が発給されます。イ タリア到着後8日以内に管轄の警察署に出頭して滞在許可証を申請しなければなりません。
・留学ビザ申請方法
まずは留学ビザ申請に必要な書類を用意する必要があります。必要な書類は以下に記載してありますので参考にして下さい。全ての書類が揃った後に、その書類を提出しに行くことになりますが、申請先は住民登録されている都道府県により異なりますので、申請先が東京の大使館領事部か大阪の総領事館になるのかをご確認の上、東京の在日イタリア大使館領事部、または在大阪イタリア総領事館に申請者本人が申請を行って下さい。書類が不足していたりすると、受け付けてもらえず、帰らざるをえなくなりますので、遠方から提出しに行かれる方は、ご注意下さい。
申請からビザ発給までは、最長で90日かかります。実際には、1~2週間ほどで発給されます。受け取りに行けない場合は、郵送してもらうことも出来ます。郵送をご希望の場合は、申請の際に窓口でその旨を伝え、指示に従って下さい。
・留学ビザ申請に必要な書類
以下が留学ビザ申請に必要な書類になりますが、申請方法や申請に必要な書類は随時変わりますので、申請をする際には必ずご自身の住むエリア管轄の大使館領事部、あるいは総領事館に直接お問い合わせ下さい。
※申請用紙は、大使館領事部ビザ担当事務所か、イタリア大使館のホームページで入手できます。また電話で問い合わせると、FAXでも送ってくれます。
※語学学校や専門学校の場合、月間最低80時間の授業数が必要で、この授業時間数が入学許可書に明記されていなければならない。
※現地での宿泊先の住所が必要。
※登録証明書や入学許可書は、学校のレターヘッドの入った用箋で発行され、それを発行した者の判読可能な署名があるものでなければならない。
※大学の予備登録証明書には、学費納入済の領収書を添付しなければならない。
※職業教育コースの場合には、正式な「責任申告書」が、受け入れ先の職業教育機関から、管轄の県労働事務所労働監督局宛に発行もしくは送付されなければな
ら
ない。そして、その写しがビザ申請者に送付されていなければならない。その責任申告書では、職業教育コースの期間中、学生は被雇用者となるような活動は一
切行わないことを保証しなければならない。
※90日以内の滞在の場合のみ。
・留学ビザに関するお問い合わせ先
●在東京イタリア大使館領事部
〒108-8302 東京都港区三田2-5-4
TEL:3453-5291
受付時間: 月~金曜 9:30~11:30
(管轄地区: 北海道、東北地方、関東地方、山梨県、新潟県、長野県、静岡県)
●在大阪イタリア総領事館